やまをのブログ

日常で使えるちょっとしたビジネスのコツや、毎日のビジネスに関するニュースを書き留めているブログ

グロースハックについて

今話題のグロースハックについて解説させていただきます!

http://skillhub-images.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/posts/images/000/000/089/original/growth.jpg?1388123953

"

グロースハックとは?

グロースハックとは2012年前後にアメリカ西海岸に拠点をおくハイテク・スタートアップで誕生した新しいマーケティング手法を指します。 FaceBookTwitterDropboxなどの会社がこの手法を使ってほんの数年の間で何億というユーザを獲得したことから注目され定着してきました。グロースハックは製品開発とマーケティングを統合した概念です。本来この2つは独立した分野や人間によって行われてきましたが、ソフトウェアやインターネットサービスのように製品の改善速度が早く、改善コストが安く見える製品やサービスでは、製品自体に継続的に売れる仕組みを組み込んで、改善を重ねながら成長することが可能になりました。同様にそれらを一人で行うことも可能になりました。製品開発と、マーケティングの間に位置し、両方の要素が必要なものがグロースハックです。

プロダクトの中に成長する仕組みを組み込む

仕組み

グロースハックの主戦場は製品開発です。製品開発といっても、単にサービスの解消や改善を目的としたものではなく、市雲として成長することを盛り込んでいくことがポイントとなります。例えば、FaceBookでは、友人が自分をタグ付けした写真を投稿すると、自分宛てにメールが来たり、アプリのアイコンに赤い丸がついて通知されたりするようになっています。このため日常的に、Face Bookを使わない人でも、通知が気になってFace Bookにアクセスしてしまうと、という仕組みです。このようにグロースハックとは、機能自体によってユーザーを獲得したり、利用を促進したりして、「成長」を促すものです。つまり、いかに成長の仕組みを製品の中に組み込んで行けるかが重要な要素となっています。

データをもとに意思決定を行う

データ

グロースハックにおいて、データによる意思決定は非常に重要です。何らかの施策を行い、結果が成功であるか失敗であるかを判断するものはデータのみです。製品や、サービスの成長を判断できるものは数値しかないからです。グロースハックの企画、設計時点でどの数値をどのようにしたいかということを明確に定義しておき、その結果を、数値で判断できるようにしておくことが必須です。

なぜグロースハックが重要になったのか

重要

すべてのアクションデータが見られるようになった

グロースハックが行われるインターネットを中心とした情報通信技術の分野では、すべてのアクションを数値で計算することが可能です。それ故に、実行した結果を絶対的な数値で評価することができます。具体的なデータに基づくグロースハックでは、判断の要素が多岐にわたりガチな従来のマーケティングに比べ、権限にとらわれずに意思決定してプロジェクトのスピードを高め、より多くの経営資源を投下しやすくなりました。結果的に環境変化が多く判断や実行のスピードが求められる今の時代の製品開発にマッチした手法となりました。

メイン商品の移り変わり

情報通信技術の主戦場は、ハードウェアからアプリケーション、サービスなどのソフトウェアに移り変わってきました。ソフトウェアはハードウェアと異なり、開発、製造からリリースまでの時間が短く、途中での変更や修正が非常に容易です。つまり、リスクは高いがやってみる価値があるアイディアを試す絶好の環境となっています。

成長が実感しやすい

指標がわかりやすく、数値による絶対的な成果が見えることはグロースハックが多くのスタートアップに受け入れられた背景の一つです。成果が見えることは、様々なメリットがあります。1つはプロジェクトに関わるメンバーのやる気の向上です。成果を数字として終えることでメンバーが得る達成感は確かなものになります。2つ目は、スタートアップを取り巻く環境です。近年スタートアップへの投資額は増加傾向あります。実績の乏しいスタートアップを評価すべき指標はその成長率と言えるでしょう。成長率が大きければ大きいほど、資金調達を受けられる可能性も大きくなり、スタートアップが生き残っていける可能性も大きくなります。